東洋医学的な身体観
東洋医学では身体は「気・血・水」からなっているとされています。
気:エネルギー的なもの。
血:血液と考えてOK
水:身体の血以外の水分のこと
この3つが過不足なく、滞りなく、体内を巡っているのが正常な状態です。
これらのバランスが崩れることで、痛みやしびれ、自律神経の乱れetc…様々な不調が現れます。
つまり東洋医学の観点では、症状の原因となる、気・血・水の過不足と流れを整える治療を行います。
…なんかわかりづらいな。
頭痛を例に説明してみますね。
頭痛は、エネルギーや栄養がうまく頭へ行き来できないことで起こります。
原因としては、気・血の不足、気・血・水の停滞などがあげられます。
不足している場合は、それらを補うとともに、生成・貯蓄している臓腑(脾・腎など)も補います。
停滞しているときは、過剰な分を取り除き、阻害している臓腑(肝など)や流れを作る臓腑(脾・腎など)にアプローチします。
まだわかりづらいかな。要するに、
痛みを取るのではなく、バランスを整えることで結果的に痛みがなくなる
ということです。
なので、違う症状でも同じ治療をする場合もあるのです。
東洋医学の面白いところの一つだと思います。